マンモグラフィ、超音波検査でも診断することのできない
触知不能乳癌もあります。
このタイプの乳癌を早期で見つけるためには、
乳首よりの分泌を調べることが重要です。
異常乳頭分泌の検査にはいろいろなものがありますが、
その究極の検査法が乳管内視鏡です。
乳腺の病気の多くは、乳管(ミルクが流れる路)の表面より
発生しますが、これを直接観察し、細胞・組織検査を施行できる
ことが、乳管内視鏡の特徴で、極めて微小な乳癌を発見できます。
胃や腸の病気の診断と治療は、内視鏡によって進歩してきました。
乳腺も細いけれども胃腸と同じ”管”の病気であり、
やはり内視鏡は大切な検査法です。
さらに、乳管内視鏡は治療への応用も可能で、
良性の乳管内腫瘍に対する内視鏡的腫瘤切除、
内視鏡的腫瘍内薬液注射法など、つまりメスで切らない治療法も可能です。
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