3.授乳期の食事について
基本 : バランスのとれた食事をとりましょう。
●ポイント1:鉄分を多く含む食品をとるようにしましょう。
母乳に含まれ分泌される鉄量は、1日0.25〜0.34mgと言われています。
お母さんに必要な鉄量は1日20mgなので、母乳に含まれる鉄量はわずかですが、
出産によって体内の鉄量が減っていますので、これを補う意味でも必要になります。
《鉄分を多く含む食品》
乾燥ひじき、レバー、うなぎ、しじみ、豆腐、かつお、ごま、ほうれんそう、
ブロッコリー、小松菜、プルーン、など
●ポイント2:カルシウムを多く含む食品をとるようにしましょう。
お母さんの骨粗鬆症の予防、赤ちゃんの骨形成のために必要となります。
《カルシウムを多く含む食品》
干しエビ、煮干し、ごま、ワカサギ、しらす干し、豆腐、油揚げ、ひじき、チーズ、牛乳、わかめ、こんぶ、など
●ポイント3:適度に水分を補給しましょう。
赤ちゃんの哺乳量は、1日約850mlと言われています。母乳には水分が含まれていますので、
適度に水分を補給しましょう。
ジュース、清涼飲料水は、糖分を多く含んでいますので、とり過ぎには注意してください。
●ポイント4:乳脂肪分、糖分のとり過ぎに注意してください。
肥満の原因にもなりますが、乳汁をつまりやすくする原因にもなります。
母乳は、赤ちゃんに必要な栄養をたくさん含んでいます。
特に、初乳(出産1〜5日)には、感染を防ぐ物質が含まれていて、赤ちゃんを感染症から守っています。
また、母乳は赤ちゃんに栄養を与えると同時に、お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションを図り、
愛情をたっぷり与えています。
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