乳がんは増えている! 近年、乳がんは急激に増加してきております。現在我が国で乳がんになってしまう方の数は年間およそ3万5千人(1990年で2万3千人)で、とりわけ40〜75歳に多くみられますが、20歳代後半から注意が必要です。日本人女性40人に1人の割合で乳がんが発症する確率です。 ☆乳がんの診断と治療の進歩により・・・ 昔、乳がんは不治の病とされてきましたが、診断技術の進歩により早期発見が可能となった現在では、早期(しこりの大きさが2cm以下で、転移のないもの)で見つければ90%の方は救命できます。またそれだけでなく、治療の進歩により、以前は乳房を全部取り去らなければなりませんでしたが、現在では早期のうちに見つければ乳房の形を残したままの乳房温存治療も可能となってきました。 ☆乳がんから身を守るために 乳がんを早期発見するためには、自己検診(月1回)と乳がん検診(年1回、視触診だけでなく、乳房X線撮影や超音波検査も加えて)が大切です。早くみつければ、乳がんで命を落とすことも、乳房すべてを失うこともないのです。