マンモトームシステムについて

女性のからだも心も傷つけたくない想いを大切にし、その想いを高度な技術で実現すること…。 この基本理念に基づいて、より小さな傷痕で、より確かな乳癌の診断を実現したのが、このマンモトームシステムです。

5つの特長

1. 吸引システムにより、大きな組織標本を無理なく採取できる。
吸引により広範囲の組織をとり込むことができます。また、出血時には血液も吸引されるため、2回目以降の採取も無理なく行えます。


(左の列)スプリング法による生検組織標本(右の列)吸引法による生検組織標本

2. 1回の穿刺で、多数の組織標本が採取できる。
プローブを乳房内に固定・留置したまま、ローテーティングカッターを何度も出し入れすることが可能です。

3. 360度の方向付けが可能で、連続した標本が採取できる。
回転ダイヤルを回すとプローブが360度回転するため、意図する方向の組織採取が可能となります。

4. 縫合が不要で、傷痕も小さい。
生検のための切開が小さく、縫合の必要がありません。

5. 画像誘導は超音波マンモグラフィ(ステレオタクティクス)の2通りが可能。
超音波ガイド下生検は従来の穿刺吸引細胞診と同じ手法で簡便に行えます。

組織採取のステップ

1. エコーもしくはX線で病巣部を確認する。


2. プローブを挿入する。
画像で確認しながら、開口部を病巣部の方向に向けて挿入します。


3. 開口部に組織が吸引される。
目標組織がプローブの開口部にゆっくり吸引されはじめます。


4. ローテーティングカッター(プローブ中筒)を前進させる。 ローテーティングカッターが前進しはじめ、組織を切り離してとり込みはじめます。



5. ローテーティングカッターがプローブの先端に到達する。
ローテーティングカッターが先端まで進むと、カッターの回転と吸引が停止します。

6. 生検組織を回収する。
プローブは乳房内に固定・留置したまま、ローテーティングカッター(プローブ中筒)を組織回収受け皿まで引き出し、組織を回収します。



※プローブを留置したまま3〜6の操作を繰り返します。

超音波ガイド生検

●アーティキュレーティングアーム付き専用テーブル
超音波ガイド下での操作のため、マンモトームシステムのドライバーを固定するものです。


●病巣の位置決定および組織採取
超音波ガイド下で乳房にプローブを挿入します。


●超音波の画像
矢印の先にあるのがプローブです。






Copyright(C)1999 Nagase Breast Clinic

 
Copyright(C)1999 Nagase Breast Clinic