当院のモットーは、質の高い医療はもちろんのこと、
患者さんひとりひとりの病状に合った、きめ細やかな医療を遂行することです。
そのため、予約制をとらせていただき、気持ちのうえでもゆったりと診療を受けられるよう、配慮いたしております。
診療をご希望の方は、まずは当院へお電話をお願いいたします。

乳がんが急激に増えています
いま日本の女性の乳がん発生率は急激な上昇傾向にあり、
女性のがんのうちで最も多くなると予測されています。
しかしこれまで乳がんは、他臓器のがんと比べて直接的に生命に影響を与えにくいと
考えられ軽視されがちであったため、その診断と治療の進歩は遅れていたといっても過言ではありません。
また、特に乳がんは女性の病気であり、患者さんのプライバシーを守る必要性、
身体だけでなく精神面のケアの必要性があるため、診療設備の細やかな配慮が不可欠です。
そこで、これらのことを十分に配慮した乳腺専門クリニックとして当クリニックを開設いたしました。

あなたの乳房、誰が守ってくれますか
すべての女性が乳がんになるわけではありませんが、
日本女性であるあなたに乳がんが発生する確率は2.5％ほど。つまり40人に1人の割です。
もちろん乳がんにならないことがいちばんよいのですが、
もしなった場合は早期発見・適切な治療が不可欠であることはいうまでもありません。
早く見つければ、乳がんで命を落とすことも、乳房全部を失うこともないのです。
最先端の診断技術をもち、乳房温存治療を中心に行う当クリニックがあなたの乳房を守ります。

乳腺疾患診断・治療の難しさ
●乳癌治療の多様性
乳腺疾患の中で一番問題となるのが乳癌ですが、ここ数年、乳癌における診療は急激な変化を遂げています。
昔であれば乳癌であるという診断さえつけば、すべ て乳房切断術が施されました。
しかし現在では乳房温存治療が普及し、治療の多 様性が生じたため、
より良い治療を選ぶためのくわしい術前診断と、より適切な 治療法を行うことが要求される時代となったのです。さらに、治療薬の種類も非 常に多くなり、その効用を考え、それぞれの患者さんに一番合った薬を処方する
ということは以外に難しいことです。

●専門医の必要性
このように診断・治療が難しくなってきますと、乳腺疾患の診断・治療は、
片手 間なお医者さんでは手に負えないのは当然のことです。
いまや、乳腺の診療には 乳腺の専門医が必要となってきているのです。
現在、日本乳癌学会でもその必要 性を認め、認定医・専門医制度を作りつつありますが、
まだ確立されてはおりま せん。
実際、わが国において乳腺疾患だけを扱っている医師は、数えるほどしか 存在しないのが現状です。

●乳癌の治療は施設により異なる
したがって、それぞれの医療施設（医師）によって、乳腺の診療内容に違いが生 じるわけです
（例えば乳房切除術と乳房温存手術）。
できれば、最も自分の病気 にあった診断・治療を受けたいと考えるのは誰も皆同じではないでしょうか。

もしもあなたが乳癌になったとき、
最高の医療を施せる病院をご存じですか？
乳癌の診断が下ってしまったとき、あなたは最高の医療を施すことのできる病院 （医師）
を訪れるすべをお持ちでしょうか。
当クリニックは、最先端の診断と治療を施す準備が整っています。
また、乳癌の 治療を安心してまかせられる医療機関（医師）の紹介も可能です。
首都圏はもち ろん、全国に協力していただける病院があります。
あなたの実家、転居先でも適 切な施設をご紹介できます。気軽にご相談下さい。

●乳房の悩み、何でもお答えします
乳腺疾患の診断・治療はもちろんのこと、授乳期のトラブル、乳癌術後の諸問題
（リハビリ、再発、乳房再建、人工乳房や下着等）など、あらゆる乳房の悩み、
どんなことでもお尋ね下さい。スタッフ一同、心をこめてお答えさせていただきます。

●授乳期の乳房トラブル
乳房の問題は、乳癌だけではありません。
乳房の大きな役割である授乳、この時期の乳房トラブルも重要な問題です。
授乳期乳房のトラブルには、乳汁うっ滞症、乳腺炎、膿瘍などがありますが、
多くは助産院でのマッサージあるいは産婦人科、外科等での抗生剤投与や切開術が主に行われています。
しかしながら、産婦人科、外科で行われる抗生剤投与や切開排膿は，
授乳を中断することが多く授乳期の母子関係に良い影響を与えていない様に思われます。
また、通常の乳房マッサージのみでは乳腺炎や膿瘍を回避できないことがあります。
当院では授乳期乳房トラブルの治療も行っていますが、治療経験上トラブルの多くは、
腺葉および乳管洞マッサージ（独自の乳腺の構造を考えたマッサージ法）、閉塞乳管の拡張術、
および授乳中のおかあさんへの乳房管理法の指導により、抗生剤の投与なしに治癒することが可能です。